小谷実由 × 青柳文子

普段から一緒にライブ配信を行うなど、親交の深いお二人にお越しいただきました。今はLINEなどで気持ちを伝えるのも当たり前の時代になってますよね。

LINEとかインスタグラムは誰にでもすぐ送れるじゃないですか。ピピピッて打って送信って。でも手紙だとすぐには届かない。書いて封筒に入れて渡して、その人がいつ読むかもわからないし、そのタイムラグって今の時代では滅多にないことだと思うんですよ。だから最近、今一度そういうのの良さを大切にしたいなって思ってるんです。こんなこと思ってたんだって読み返して自分で気付くこともあるし、自分との対話みたいな部分でもあると思うので。みんな手紙書いてほしい。

実はレターセットも去年別の企画でプロデュースしたりしてて。手紙、今私の中で熱い。

書く書く、なる早で（笑）

来週送るわ（笑）

文通したい！

最近の好きなテレビとか書く欄欲しい（笑）自分の手で書くっていう動作がもともと私は好きなので。好き？

好きそうじゃないな（笑）終わっちゃったじゃんこの話（笑）

鉛筆って筆圧がわかるから、ああいうのから勝手に気持ちを読みとるのが好きなの。

そんなドラマティックなことあんまないよね（笑）

恋の本とか読む？

私はアラーキーの奥様、荒木陽子さんの『愛情生活』っていうエッセイかな。アラーキーと出会った時からの日記的なものなんですけど、そのように暮らしたい、と。結婚しても美味しいものを食べに行くとか、旅行に行くとか。付き合ってる時からいい意味で変わらなくて。結婚する前に読んだから、ああ、こうなりたいって憧れの象徴。

私が勝手に思ってるだけですけど、お互いに同じくらい想ってるんだろうなって。

ずーっといいなーって思ってます。

恋愛と仕事は似ていますか？

どちらも好きと思ったら好き。よく恋のお悩み相談で「次3回目のデートなんですけど」ってあるじゃん。そういうのがあるんだっていうことが、ちょっと驚いちゃった。

恋人同士じゃないのに「デートしよう」みたいなワードが出てくることが、カルチャーショックみたいな感じ。付き合ってないのに「デート」ってできるの？付き合ってなかったら「遊びに行く」じゃダメなのって。

「デート」っていう言葉に私は重要な気持ちを持っている…。だって「デート行こ」って言われたら、じゃあ「好き」ってことですかって。

確かに、「デート行こ」は言われたらドキドキしますね（笑）

相手の気持ちが見え隠れしたまま、何度も二人の時間を共有するのはちょっと心臓が耐えられない…

自分が好きじゃなかったらできないじゃん。そういう「かもしれない」はあんまりないかも。0か100か、白黒すぐ付けちゃう。

そういうお試し的なものが恋愛にあるんだなって思って、私は驚いた経験があります。

0か100かですね、仕事もそうです。恋愛うまくいかなかったら仕事も身に入らないみたいなやつ、どうですか。