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Photo Walker Pack 35
自転車で海外を回ったりしていたんですが、これは1年半くらい前に台湾を縦断するために買ったもの。たっぷり入る機能性が良くて、苦楽を共にしてきた相棒のような存在です。日常でもこれを使ってます。
2019.09.20
Photographer: Takashi Minekura
あの人に魅せられたのは、あの人が持ってるモノを見せられたから。なんてことが実際にあるかどうかはわからないけれど。“名は体を表す”さながら、愛用品には、その人をとりまくカンジが色濃くにじみ出ているもの。では、近ごろ気になるあの人は、普段どんなものを持ち歩いているんだろう。こだわりのアイテムや周辺のエピソードから、カルチャーイノベーターたちの意外な素顔に迫る本連載。第二回目は、映画『メランコリック』のプロデューサーとして、また俳優として主人公も演じている、映画製作ユニットOne Goose(ワングース)の皆川暢二さんにカバンの中身を覗かせてもらいました。
今日は名古屋での舞台挨拶を終えてきました。これから大阪、広島、福岡も回ります。海外の映画祭もあと3つあって、9月中に終わる予定です。普段は仕事を意識しすぎると終わった瞬間にどっと疲れちゃうので、あまりオンオフの差をつけないようにしていて、リュックも使い分けずに同じ荷物をずっと持っていることが多いです。
自転車で海外を回ったりしていたんですが、これは1年半くらい前に台湾を縦断するために買ったもの。たっぷり入る機能性が良くて、苦楽を共にしてきた相棒のような存在です。日常でもこれを使ってます。
ポーターが好きなんです。あと青も好き。映画が始まってからいろんな人と会うようになって、名刺入れが急にパンパンになりました!
もともとキャンパス地の財布を使ってたんですけどボロボロになって、兄にプレゼントしてもらいました。キーケースも揃えてますが、今日は忘れちゃって…。こちらもパンパンなのは、カードが多いのと、領収書ばっかり…(笑)
これも青いですね…。スケジュール管理は手書き派です。もともとアナログ人間なので、PCを使う前から手帳を使っててこのサイズが落ち着きます。毎年同じものを買っています。
もともと学校の先生になりたかったんです。先生になるために学生のうちに何か経験しておいた方がいいなと思って、エキストラのバイトをしていました。その時に第一線で活躍している俳優さんを目の前で見て、めちゃくちゃ面白そうだなって。興味がガラッと変わってこの道に入りました。『メランコリック』ではプロデューサー業もやってますが、それまでは一人の俳優でした。
仕事で使います。映画を作り始めてからPCを使うようになりましたが、それまではPCを5分使うだけで気持ち悪くなってました(笑) プロデューサーをやると必然的に向き合わなきゃいけないので、常に持ち歩いてます。
これだけ青くないけど、青があったら青にしてました(笑)家に一日いるのが耐えられないので、作業はカフェに行ったり場所を転々としています。映画のキャスティングに協力してくれたエイジレオンリーさんが作ったステッカーを貼ってます。
数年前にアメリカに3ヶ月間くらい行って、一人で自転車で横断しました。そこで自分で何かにチャレンジすることの楽しさを知って。『メランコリック』は制作会社もない中で一から自分たちで作ったんですが、この旅の経験があったのがすごく大きい。それまで自分が俳優をしていたことと、自分自身でチャレンジしてやってみたいなっていう思いから形になった作品です。旅をしていなかったら、この映画も作っていません。
映画館で売ってるパンフレットです。俳優陣と製作スタッフのサインを入れてもらってます。ワングースとしての製作過程やスタッフ一人ひとりの内面の部分が書いてあるので、出先などでも説明しやすいんです。
渋谷のアップリンクから上映がスタートしているので、マークシティ前でチラシ配りをしていて、作品を気になった人などに手渡ししています。一人でも多くの方に足を運んでもらうために地道な努力は怠りたくないなと。今はアップリンク渋谷、吉祥寺、イオンシネマなどで上映中で、これから全国各地での上映も控えています。
もう一つは関係者向けの資料です。どんな作品なんですかって聞かれた時に渡していたもの。パンフレットが最近できたので、それまではこの資料を使っていました。
朝早く出張に行くこともあって不規則なので、最近健康を気にし始めました。一日一粒、これを飲むことでバイタルを保ってる感はある(笑)
ワングースは、同じ演出家さんの下についていた監督・脚本の田中征爾と、4年前にアクション映画で共演した磯碕義知とで立ち上げました。この二人は自分が出会ってきた中で、映画の見方、考え方、切り込み方が全然違ったんです。自分たちが心からいいと思える作品を自由に作って世に出したいって共感できた仲間。やるんだったら自分たちの世代で盛り上げてやろうって。その一発目が『メランコリック』。絶対に成功させたいですね。