稀代の名曲「セルロイドの英雄」を収録したキンクス中期の傑作『この世はすべてショー・ビジネス』

キンクスと言えば「ユー・リアリー・ガット・ミー」「オール・デイ・アンド・オール・オブ・ザ・ナイト」などに代表される所謂“キンキーサウンド”ばかりが引き合いに出されるが、彼らの魅力は初期のシングル曲だけにとどまらない。やさしいサウンド作りの『ビレッジ・グリーン・プリザベーション・ソサエティ』(’68)...