辻希美が炎上して気付いたインターネットの画期性「アンチも客になる」【連載】中川淳一郎の令和ネット漂流記(1)

昭和にはなかった平成と令和の風物詩といえば、ネット炎上である。そのほとんどはどうしようもないもので、意味もなく単に暇人の一瞬のムカつき感情を大勢で一瞬にして爆発させ、その当事者を数日間奈落の底に突き落とす。組織の場合であれば、会議に次ぐ会議を行い、対応を検討。推敲に推敲を重ねた公式文書を発信してもそ...